なぞの復活ヒットをした小説「一九八四年」と1984年スーパーボウルで放送されたMacintosh発表CM「1984」
こんなことってあるんですね。
ドナルド・トランプが米大統領に就任してから1週間で、英作家ジョージ・オーウェルの小説『1984』の売上げが急増、米アマゾンの書籍ベストセラーになった。今の時代を読み解く1つの手段として、多くの人が1949年に出版された書物を頼りにしているのだ。
トランプの2017年は小説『1984年』より複雑怪奇 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
実はこの物語の名前だけは知っていました。古くからのAppleファンならみんな知ってます。「1984」というのはAppleが最も広告枠が高額なスーパーボウルに打ったマッキントッシュ誕生CMのタイトルだからです。
1984は、1984年1月22日の第18回スーパーボウルのテレビコマーシャルとして初放映された、リドリー・スコット監督のアップルコンピュータのMacintosh用テレビCMである。ジョージ・オーウェルのSF小説『1984年』を元にしている。
「Macintoshを発表します。そしてあなたは1984年があの"1984年"のようにはならないと理解するはずです」みたいな意味ですよね。
当時のスティーブ・ジョブズの映像やCMのメイキング、関係者へのインタビューが見られます。
How Apple's "1984" Commerical Changed the Super Bowl forever | NFL Films Presents
米国で今、ジョージ・オーウェルの小説『1984年』(邦訳はハヤカワ文庫)が急激に売り上げを伸ばしているという。1950年代に起きた核戦争を通じて、いくつかの大国による分割支配の様相を呈するようになった世界を舞台に、独裁国家で生きねばならぬ人たちの悲哀を、いかにも英国の作家らしく皮肉に満ちた筆致で描いた小説である。
1948年に執筆された、ジョージ・オーウェルの傑作小説『1984』を元に、その小説の中にある"附録"に記された「ニュースピークの諸原理」の意義に迫って戯曲化した意欲作。核戦争後の全ての人々が監視され統制されている1984年の社会を、"附録"が書かれたと思われる2050年以降に生きる人々が分析、やがて小説の世界へと入っていく......。
演出には、新国立劇場で『OPUS/作品』、『星ノ数ホド』を演出し、2016年9月に新国立劇場演劇芸術参与に就任した小川絵梨子があたります。
1949年に書かれた1984年という近未来の小説、なぜ今になってAmazonで1位になったのか、いろんな評論を聞かされるよりまずは読んでみようと思って、iBooks Storeで購入しました。iPadで読んでます。スティーブ・ジョブズが込めた思いも感じ取りたいです。
- 作者: ジョージ・オーウェル,高橋和久
- 出版社/メーカー: 早川書房
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これもリドリー・スコット監督の作品です。
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