ヤンサンセイ ブログ

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買う前にレンタルで検証「アクションカメラの静止画は、旅行に持っていくミラーレスカメラの代わりにはなるか。」 #GoPro #OsmoAction

(あくまで個人の感想です)

タイトルを補足すると、GoProなどのアクションカメラは自撮りを想定した超広角レンズがついており、GoPro 7 Black以上とOsmo Actionは静止画をRAW撮影・記録することが出来ます。これなら旅行の記録としてアクション撮影なしでもミラーレス一眼の代わりとして使えるのではないかと思っていました。360度カメラのTHETAを使っていますが、180度で十分なんですよねぇ。手持ちだと自分の指が大きく写り込むのも気になるし。

手振れ補正の性能を気にせず、RAW撮影が出来る機種でもっとも価格が手頃なのがOsmo Actionです。後継機種登場の噂もありますが、3万円程度に値下げされていていよいよ本気で購入検討をしていました。

 

【国内正規品】DJI OSMO Action アクションカメラ

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  • 発売日: 2019/05/17
  • メディア: エレクトロニクス
 
【国内正規品】DJI OSMO ACTION トラベルセット

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で、結果的には正解でしたが、購入前にレンタルで試してみることにしました。

絞りの設定がない。測光し、ISO感度からシャッタースピードが算出されるようです。ISOの上限を設定することが出来て、その範囲内でお任せ。撮影したファイルのメタデータをLightroomで見るとレンズは2.7mm/f2.8。35mm換算15mmと表示されてますのでセンサーはかなり小さそうです。これが被写体の質感・諧調表現などに影響してきます。

Osmo Action – スペック、FAQ、ビデオ、チュートリアル、マニュアル – DJI

 

狭い駅待合室で撮影したものですが、これはワイドレンズならでは。スマホでは建物の外に出ないとこの範囲を写せないです。オート撮影で、ISO640、1/60秒。

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さらにRAWで撮影できるので、Lightroomなどの現像アプリで大胆なプリセットを使って以下のような仕上げもできます。こういう撮影には向いていますね。

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日没直後の空と駅舎です。ISO1600、1/60秒。超広角レンズなのになんで1/60秒にしたがるのでしょうかね。1/15秒でも手振れしなさそうだけど。そうすれば高感度設定でのノイズも軽減されるのに。1枚目が撮影時データ。2枚目が色々Lightroomでいじった後です。もしミラーレス一眼だったら、もっと絞り込んで照明をシャープに写せたかもしれません。ただ、作品ではなく記録のために撮影していると割り切れる旅行写真なら十分だと思います。

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初めてのアクションカメラなので動画撮影も色々なモードで試してみましたが、レンズの画角を活かした撮影はやはり自撮りでしょうね。スノーボードやサーフィンの自撮りがやはり一番見栄えが良いのでしょうが、そういう機会はなさそう。

景色に向けて撮影するとレンズがワイド過ぎて被写体が小さくなるだけ。巨大な被写体に十分近づけるシチュエーションなら面白いかもしれませんが。

それともう一つ気になるのが、携行性、持ち運びやすさに難ありかなと。どこかへ固定しながら使うことを想定されているので、ポケットに入れておいて撮影時に取り出して撮るというスタイルには向かないデザインですよね。薄いスマホの方が何倍も取り回しが便利です。動画メインの使い道ではなかったので、この点はずっと気になってました。しまうところがないなあと。

結局、超広角レンズではありませんが、サブ機として持ってるコンデジのPowerShot G9を再評価して活用するのが良さそうだなという結論になりました。風景などを作品として撮影するにはやはりミラーレス一眼を頑張って持ち運ぶしかなさそうです。

衝動的に新しいガジェットを買ってしまう前に、レンタルを利用してみるのはとても良いですね。